いちじく

 

いちじくはギリシャ神話や旧約聖書にも登場し

栽培される果物としては最も古い歴史を持っています。

 

古代ローマでは「不老不死の果物」と呼ばれていました。

 

日本へは中国経由で江戸時代に伝わり、

全国各地で栽培されるようになりました。

 

そして、私たちが食べている部分は、

いちじくの実ではなく、花の部分に当たります

 

いちじくは生で食べるのも美味しいですが、

ジャムコンポートドライフルーツなどの

加工品も甘みが増して美味しく食べられます

 

そして、栄養面についてですが、

いちじくはカルシウム鉄分などの

ミネラルもバランスよく含んでいます。

 

また、老化の原因となる活性酸素を除去する働きのある

ポリフェノールの一種「ザクロエラグ酸」や「アントシアニン」も

いちじくには含まれています

 

さらに、便秘には繊維質のものを多く摂るのが良いといわれますが、

いちじくには、水溶性の食物繊維である「ペクチン」が

豊富に含まれています。

 

そのため、いちじくを食べることで腸の運動を活発にし、

便通を整える効果も期待できます

 

また、女性を中心にドライフルーツが好きという人は多いと思います。

ドライフルーツにすると

生で食べるよりも一部の栄養素が凝縮されるのですが、

いちじくの場合、食物繊維が生の状態だと100gあたり1.9gに対し、

ドライは10.7gと、およそ10倍の違いがあります。

 

便秘で悩む人には、おやつがわりに

いちじくのドライフルーツを食べるのがおすすめです

 

一方、生のいちじくはドライいちじくに比べて、

同じ重量あたりのカロリー糖質が少なめです。

 

カロリーや糖質を気にする方は、

生のいちじくを食べるのがおすすめです。

 

さらに、いちじくは、

肉や魚料理の後にデザートとして食べると、

胃の負担を軽くします。

肉料理や油っこい料理を食べた後のいちじくは、

さっぱりした風味と口当たりの良さが魅力です

 

では、美味しい いちじくの選び方についてです。

いちじくは丸みがあって、付け根の部分まで色づいているものがベストです。

 

お尻の方に裂け目が出てくるとちょうど完熟状態です。

未熟なものを食べるとお腹を壊してしまうことがあるので

注意してください

 

また、いちじくは日持ちしにくい果物です。

傷みやすいので、買ってきたらすぐに食べるようにしましょう

 

※この内容は2019年9月に放送されたものです

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