歩くことと健康

 

今日は歩くこと健康についてのお話です。

 

歩く行為は、身体の筋肉の60%~80%

まんべんなく動かす働きをする全身運動です

 

そして、歩くという全身運動の結果、

新鮮な酸素が身体の中に取り込まれ、心臓や内臓は活気を取り戻し、

血液の循環もよくなるという効用があります

 

では、「歩く」という運動、すなわちウォーキング

身体の健康に与える影響についてお話します

 

まず、ウォーキングによってダイエットの効果が挙げられます

ウォーキングは、長時間に少しずつエネルギーを出しながら、

たくさんの酸素を体内に取り入れながら行う有酸素運動です。

 

この有酸素運動のエネルギー源は、おもに脂肪です。

さらに、有酸素運動は心臓や肺の機能を高め、

血液中の善玉コレステロールを増やし

中性脂肪を減らす効果がある運動でもあります。

 

また、有酸素運動は動脈硬化の促進を抑える効果も

あるといわれています。

 

次に、歩くという運動で効果が期待されているのが、脳の活性化です

 

脳が活性化し、脳が発達するために、なくてはならない重要な動作が、

つま先の蹴り出し」といわれています。

 

人類の祖先である猿人たちが、つま先で地面をしっかり掴み、

強く蹴り、前に進むという動きを学習するにつれて、

脳は進化を遂げてきたという学説がありますが、

脳の発達の4分の1は、歩くことによって

もたらされたものとも言われています

 

また、歩くことで身体の血液の循環がよくなるため、

脳を刺激することにもなります。

 

さらに、歩くという運動は筋力づくりにもつながります

私たちの筋力の衰えは、身体の下のほうに行くほど大きくなります

 

ちなみに、ふくらはぎの筋肉が衰えるスピードは、

肩の筋肉の3倍といわれています。

 

ウォーキングは、文字通り歩くことで、大腿筋が鍛えられます。

大腿筋は姿勢を支える筋肉のひとつですから、

強くなれば姿勢もよくなります

姿勢がよくなれば腰痛の防止にもなります。

そして、身体のバランス感覚もよくなり、転びにくくなる効果もあります

 

現在、日本人のほぼ4人に1人が、

ウォーキングを楽しんでいると言われます

歩くことは、年齢を問わず気軽にできるものです。

 

ぜひ、晴れた日には、新鮮な空気を吸い込みながら、

歩くことを楽しんでみてはいかがでしょうか

 

※この内容は2019年9月に放送されたものです

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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
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