VDT症候群

今回は「VDT症候群」についてです。

このVDT症候群とは、

Visual Display Terminalの頭文字をとって名づけられ、

パソコンのディスプレイやキーボードを使った作業

などによって起こる心身のさまざまな不調のことをいいます。

 

主な症状は、目の疲れ・首や肩のこり・腰痛などの身体的なものや、

イライラ・不安感・抑うつ状態・睡眠障害などの精神的なものがあります。

VDT症候群による疲労症状の訴えは、

パソコンの作業時間に比例して多くなる傾向があります。

 

集中して画面を見続けると

まばたきの回数が極端に減って目が乾燥し、

負担がかかります

また長時間同じ姿勢でいることは、

首・肩・腰などのこりや痛みの原因となります

 

こうした症状を防ぐには、

連続して作業しないこと

作業環境を整えることが重要です。

 

例えば目の負担を軽くするために、

ディスプレイ画面・キーボード面・書類などの明るさと

周辺の明るさの差をできるだけ少なくするようにしましょう。

ディスプレイ画面に太陽光やライト

反射していると目が疲れるため、

室内は反射を抑えるようなレイアウトにしたり

視野に入る明るい窓には必要に応じてカーテン

ブラインドをつけるなどの工夫を行ってください。

 

また、作業している時の姿勢にも注意してください。

好ましい姿勢はイスに深く腰かけ、

背もたれに背を十分にあて、

背筋を伸ばすようにすることです

さらに、イスと太ももの間は手のひらが入るぐらいの

ゆとりを持ってください。

 

そして、休憩を小まめにとることも忘れずに行ってください。

パソコンの入力作業を45分以上続けると、

入力ミスが増加するという報告があります

仕事の効率のためにも、小まめに休憩をとり、

脳と目と体を休ませましょう

休憩時間には遠くの景色を眺めたりして

目のピントの調整をしている毛様体の筋肉の緊張をほぐしたり、

ストレッチをして適度に体を動かし

血行を良くしたりすることもおすすめします

 

※この内容は平成30年4月に放送されたものです

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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
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