ブレインフード

今回は「ブレインフード」についてです

ブレインフードとは
年齢と共に老化する脳にアプローチして、
若さと健康を保つ効果のある
食べ物のことを言います。

体内にある酸素のおよそ半分を消費するのは
脳と言われています。
そのため血流が悪くなると
脳の機能が低下します
更に体内の抗酸化作用が低下すると、
活性酸素の量が増え脳機能の低下が増します

つまり脳を健康で若々しく保つには、
脳の血流を良くして抗酸化作用を向上させ、
脳神経細胞の減少を遅らせながら、
脳を活性化させる食べ物が大切
なのです

ただし、脳機能の低下は人それぞれ原因が違います。
ですから必要なブレインフード
人によって違います。

今回は多くの人に
共通の効果が期待できる成分を
取り上げてご紹介します

一つは「ホスファチジルセリン
という成分です。
これは記憶や学習機能の向上、
認知症の改善に効果が期待できる
と言われています。
ホスファチジルセリンとは
脳の細胞膜を構成するリン脂質で、
脳細胞膜に豊富に存在し、
「脳の栄養素」として知られる成分です
牛肉や大豆にはごく少量含まれていますが、
十分な量を一般食品から摂取出来ないため、
現在は大豆由来や卵由来の
レシチンから作られています。

次は、知っている人も多い
DHAドコサヘキサエン酸」です。
これは
神経系の発達や記憶、学習能力の向上、
アレルギーの改善に効果的

です。
このドコサヘキサエン酸は、
魚の油から摂取できます。
脳の中のシナプス細胞膜の流れを良くし、
脳機能全般を改善することで知られています

また他にも有名なブレインフードとして、
EPAエイコサペンタエン酸」があります。
これは魚に多く含まれる不飽和脂肪酸の一種で、
マグロの中トロ3切れ・
イワシ2尾・サンマ1尾など、
一日に必要な量は、
食生活の中で摂取することが可能です

最後に紹介するのは「アスタキサンチン」です。
これは強い抗酸化作用がある成分で、
オキアミやエビ・カニ・鮭などに
含まれる赤い天然色素で
カロテノイド類の一種です。

このアスタキサンチンは
βカロテン(ベータカロテン)の倍、
ビタミンEの倍もの抗酸化作用があります

さらにアスタキサンチンは
悪玉コレステロールの酸化を抑制し、
血流改善作用があるとも言われています

※この内容は平成28年11月に放送されたものです

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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
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