健康寿命を延ばす体づくり

 

健康で長生きするためには、

食生活や適度な運動、質のよい睡眠などいくつかポイントがありますが、

そのうちの一つとして「筋肉を鍛えること」も挙げられます。

 

筋力が衰えたり、筋肉の量が減ると、

それまで通りの動きが難しくなるだけでなく、

糖尿病や高血圧などの生活習慣病や認知症を発症しやすくなり、

寝たきりのリスクも高まるといわれています

 

筋肉は、大きく分けて「骨格筋」「平滑筋」「心筋」の3つに分類されています。

 

骨格筋は、腕や足の筋肉、腹筋など、体を動かすための筋肉

平滑筋は、血管や内臓の壁にある筋肉心筋心臓にある筋肉です。

 

このうち骨格筋加齢とともに減っていきますので、

ここを鍛える必要があります

 

ところで、上半身の筋肉下半身の筋肉では、どちらが衰えやすいと思いますか

実は、上半身よりも下半身のほうが衰えやすいのだそうです

下半身の筋肉が衰えると、動くのが億劫になって、活動量が減ったり

全身の血のめぐりが悪くなって、さまざまな不調を感じたりするといわれています。

したがって、特に下半身の筋肉を鍛えることが重要になります

 

筋肉の鍛え方には、いろいろな方法がありますが、

慣れていない方は、簡単なトレーニングから始めましょう

例えば、イスに座って片足ずつ上げる

イスの背などに手を置いてつま先立ちするといったことだけでも、

太ももやふくらはぎを鍛えることができます

 

ポイントとして、

筋トレをするときには、必ず前後にストレッチをしてください

トレーニングの効果を上げるためはもちろん、トレーニング中の事故を防いだり

疲労回復やクールダウンのためにも重要です

 

また、ひざや腰に痛みがある方や歩くのが難しい方などは、無理のない範囲で行いましょう。

運動制限を受けている方は、かかりつけ医などで相談してから行ってください。

 

筋肉は、何歳になっても鍛えることができるといわれています。

日々の生活の中に筋トレを取り入れて、上手に健康寿命を延ばしていきたいものです

 

※この内容は2021年8月に放送されたものです

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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
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