あなご

7月5日は「あなごの日」です

水産加工品の卸売会社「ハンワフーズ」によって制定された記念日で

「な」「ご」ごろ合わせにちなんでいるとのこと

7月末には、「土用の丑の日」も控えていますが、

「あなご」という食材には、「うなぎ」との共通項も多い…

とのことで、今日は健康・栄養の視点を軸に

「あなご」について、取り上げていきたいと思います

 

 

まず、「うなぎ」「あなご」違いについてです。

生態として属しているのは、「うなぎ」「ウナギ目ウナギ科ウナギ属」で、

「あなご」「ウナギ目アナゴ科黒アナゴ属」遠い親戚ほどの位置づけですが、

「あなご」は海で生涯を過ごす「海水魚」「うろこ」無し!

「うなぎ」は産卵と孵化以外の時期以外を河川や湖沼で過ごす「降河回遊魚」

「うろこ」有りとなっています

 

 

そして、食材としては、「あなご」さっぱり気味

「うなぎ」こってり気味という違いがあります

「うなぎ」がこってりする理由は「脂質」の多さで、

「あなご」約2倍カロリーも1.5倍以上と高めです

スタミナに関わる「ビタミン」も多めで、

値段相応の高級食材であることにも納得できます

 

 

「ビタミンA」「ビタミンB1」「ビタミンB2」、「ビタミンD」「ビタミンE」においては、

いずれも約3倍以上と言う高い含有量を誇っているようです

ただ、ここから、「あなご」自体に栄養が足りない、というのは早合点かもしれません

他の魚介類と比較すれば、十分「ビタミン」豊富な食材ですし、

ミネラルのうち「ナトリウム」とその「ナトリウム」の排出を促す「カリウム」の含有量

については「うなぎ」を上回っているとのことで、塩分過多のリスク軽減も期待できます

そして、「たんぱく質」や、「必須脂肪酸」が含まれる含有量についても、遜色はないようです

 

 

成人の血管や血液の健康をサポートする「EPA」の量は同等で、

成長期の脳や神経の発達に有効とされる「DHA」の量は、「うなぎ」の約半分備えています

「リーズナブルで健康的」な選択肢として、

本格的な夏の前のスタミナ源として見てはいかがでしょうか

 

 

 

 

※この内容は2023年7月に放送されたものです。

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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
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