大空の鯉のぼり
5月5日 月曜日は「端午の節句」、「子どもの日」です👏😁
最近は少なくなった「鯉のぼり」ですが、
日本中で空を泳いでいた時代もありました🌤️
「鯉のぼり」の由来は「江戸初期」まで遡ります。
当時は男の子の誕生を祝い、
家の外に「幟」(のぼり)を立てる風習がありました🚩
武士は「家紋」を入れましたが、庶民はほとんどが
「紙」に絵を描いただけの質素な「幟」でした。
これに中国の故事、「鯉の滝登り」の伝説が重なったのが
「鯉のぼり」のルーツです✨😀
激流を登り切った鯉が龍になる、という「立身出世」の物語📚
男の子にはぴったりの「節句飾り」でした✨
江戸中期にも「鯉のぼり」の資料が見つかっています。
町民の暮らしが描かれた本の挿絵📚😁
「黒い鯉」を描いた紙が庭先に小さく吊るしてありました。
歌川広重(うたがわひろしげ)の浮世絵には、
鯉の絵を付けた高い竹竿が幾つも並んだ江戸の街並み
が描かれています😁🚩
「鯉のぼり」にも「不遇の時代」がありました。
明治の新政府から「五節句廃止令」が出され、しばらくの間、姿を消しています。
次第に伝統文化が見直されるようになり、
明治11年、ウイーンで開かれた「世界万博」に、「鯉のぼり」が日本の象徴として
出品されています🌈😀
海外の人々には空で泳ぐ鯉の姿がとても珍しいと喜ばれました😊
時代ともに「木綿」で出来た「丈夫な鯉のぼり」も登場します。
赤い「緋鯉」が加わり、
先端近くに「吹き流し」が付けられるようにもなりました。
昭和に入ると「鯉のぼり」は様々に進化します。
背中に「金太郎」が乗った鯉🚩✨
子どもの名前を入れた鯉。
それぞれの家にこだわりが見られます🙂😁
ベビーブームに乗った昭和半ば、
ナイロン素材が使われよりカラフルになりました🌈
親と一緒に色とりどりの
子どもの鯉が泳ぐ「5色の鯉のぼり」が大ヒット🙂✨
まさに日本中が「鯉のぼりの時代」でした。
珍しさを競うように、
ジャンボジェットより大きな「76メートル」の巨大鯉のぼり
もつくられ、「教科書」にも紹介されたそうです📚
「屋根より高い鯉のぼり」
子供たちの大きな声が懐かしい気持ちになります✨🙂
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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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