NPO法人 北陸HACCPシステム研究会

産官学の連携で食の安全と安心に貢献

北陸HACCPシステム研究会は、食の安全と食の安心を実現することを目的に活動しているNPO法人です。HACCP(危害分析重要管理点)システムによる食品の衛生管理の普及のために、講演会や研修会、視察会等を開催し、会員相互での交流や情報交換なども行いながら、産官学の連携により、幅広くその啓蒙活動を行っています。

活動内容

  1. HACCPシステム導入による食品保存、食品包装に関する研究活動
  2. HACCPシステム導入に関する情報の収集、提供活動
  3. HACCPシステム導入の国内外にわたる調査、視察団の派遣活動
  4. HACCPシステム導入促進のための人材教育、研修等の推進活動
  5. HACCP実務者養成講座の開催による、HACCPリーダーの育成活動
  6. その他この法人の目的を達成するために必要な活動

これまでの歩み

講演会

産官学の多彩な講師陣

HACCPシステムを取り入れた「総合衛生管理製造過程の承認制度」の概要や、その前提条件となる「一般的衛生管理プログラム」の詳細と運用、すでにHACCPシステムを取り入れた製造現場からの実践報告など、産官学の多彩な講師陣による講演会を開催しています。

パネルディッスカッション

質疑を交えて知識を深化

講演会のあとに、担当講師と研究会役員とで、テーマに基づいたディスカッションを行いながら、参加者との質疑応答も交えて、HACCPシステムの知識の深化を図っています。

HACCP実務者養成講座

集中講義でHACCPリーダーを育成

1999年7月より、全国に先駆けて、厚生労働省の指針に基づき、延べ 3日間の集中講義とHACCP立案のワークショップを行う、「HACCP実務者養成講座」を開催してきました。これには全国の産官学の第一線の研究者が集結して講師を務め、製造現場等に おけるHACCPリーダーの育成を担ってきたところです。

3日間の受講完了者には「HACCP実務者養成講座修了証」が授与され、これまでに、220名余の修了者を輩出してきました。(2022年3月現在)

姉妹団体との交流

HACCP研究会が各地で発足

NPO法人HACCP実践研究会(東京都)やNPO法人近畿HACCP実践研究会(大阪市)とのジョイントミーティグや講演会の開催、講演会への講師の相互派遣や人事交流などを通して、交流を深めながら情報交換とスキルアップを図っています。

海外視察

中国大連市を訪問

2001年9月、当研究会の顧問で、NPO法人日本海国際交流センターの理事長である古賀克己氏((株)アルプ会長))の橋渡しにより、当研究会を中心とする 視察団が、中国大連市を訪問しました。日本の食品加工基地としての機能を年々高めている大連市の、現地の生鮮食品加工工場を視察するとともに、大連大学や大連商工会議所、大連市衛生防 疫所などを表敬し、食品の衛生管理について意見交換を行いました。

大連大学関係者との意見交換
想像以上に衛生管理が行き届いた
工場内を見学(大連市の生鮮食品加工工場)

国際交流

中国大連市の学術機関との交流・協定

2001年9月の中国大連市への視察団の訪問をきっかけに、同年12月には、大連大学にHACCPシステム研究センターが設立。
2002年8月には、大連大学より、外国人第一号のHACCP実務者養成講座の受講生を受け入れました。同年9月には、矢野理事長が大連大学で、食品の安全衛生管理や日本のHACCP承認制度について講演しました。
2003年9月には、大連版HACCPシステム研究会とも言える「大連食品安全協会」が発足、12月には同協会を招聘して食品の安全に関する意見交換会を行いました。
2005年9月には、大連市大連食品安全協会と「食品安全中日国際交流検討会」を開催しました。
2010年6月には、大連工業大学との友好交流協定を締結しました。

大連食品安全協会発足(2003年9月 大連市にて)
大連食品安全協会との意見交換会(2003年12月 (株)アルプにて)
食品安全中日国際交流検討会(2005年9月 大連市にて)
大連工業大学との友好交流協定が締結(2010年6月 石川県立大学にて)

オンライン講演会、講習会

居ながらに、より身近に

コロナ禍により、従来の会場型講演会の開催が厳しくなった状況を踏まえ、オンライン形式による 講演会や講習会の開催へとシフトしてきました。

これまでの当研究会のネットワークを活かし、全国より講師の先生方を、居ながらにしてお招きできることは、一堂に会しての臨場感とは別に、より身近に講演内容を理解することができると、参加した皆さんからも、たいへん好評を得ています。

録画放映でも従業員教育の機会拡大

録画放映でも従業員教育の機会拡大オンライン終了後には、あらためてYouTubeでの録画視聴もでき、放映期間内での従業員教育にも役立っています。

役員

理事長榎本俊樹石川県立大学 名誉教授
北陸学院大学 健康科学部栄養学科
教授/農学博士
副理事長 中口義次石川県立大学 生物資源環境学部食品科学科
准教授/医学博士
理事 鳥本俊和鳥本事務所 代表
理事 道畠俊英石川県工業試験場 化学食品部担当部長兼食品加工技術研究室長/応用生命科学博士
理事 荒井信行㈱アルプ企画 執行役員
理事 本田良則㈱アルプデザイン 取締役社長
理事 大塚耕太郎㈱KOフードテック 代表取締役
監事 出口統也澁谷工業(株) 微生物制御技術部 部長
学術参与 新蔵登喜男(有)食品環境研究センター 取締役
学術参与 髙澤秀行(株)髙澤品質管理研究所 代表取締役
顧問 矢野俊博石川県立大学 名誉教授/農学博士
㈱髙澤品質管理研究所 食品微生物研究室 室長
顧問 古賀克己㈱アルプ 代表取締役会長
NPO法人日本海国際交流センター 理事長

会報バックナンバー

アクセス

NPO法人 北陸HACCPシステム研究会
【事務局】
〒920-8217 石川県金沢市近岡町309番地(株)アルプ内
〈連絡先〉(株)アルプ企画
Tel.076-237-3990(直通) Fax.076-237-3908

ごあいさつ

全国に先駆け、活動を展開
北陸HACCPシステム研究会は1998年に発足以来、産官学の支援のもとに、毎年HACCPに関連する講演会や講習会を開催し、会員をはじめその他の皆様にも参加、協力していただきながら、HACCPに関連する情報の提供に貢献してきたものと考えております。

その間、全国に先駆けて厚生労働省の指針に基づく「HACCP 実務者養成講座」の開催や、NPO法人日本海国際交流センターの協力のもとに、中国大連市食品安全協会との意見交換会や、食品安全中日国際交流検討会等を行ってまいりました。

一方、2021年6月にはHACCPが制度化され、食品企業から卸売業や飲食店までの食に関連するての業種において、HACCP に取り組む必要が生じました。すでに制度化が始まっていますので、皆様は各企業団体が作成した業種別手引書を参考に取り組んでおられることと承知しております。

しかしながら、HACCPを採用された企業においては、その維持に苦慮されていることや、さらに一段階上の衛生管理を目指しておられることも聞いております。 これらことに対応すべく、皆様のご理解とご協力をいただき、食品の安全確保に取り組んでいきたいと思っています。皆様の本会への参加をお待ちしております。

NPO法人 北陸HACCPシステム研究会
理事長 榎本俊樹(石川県立大学名誉教授)

入会案内

当研究会の活動にご理解、ご賛同いただき、活動を支援していただける会員の皆様を随時募集しております。皆様からの会費により運営を補助しながら活動を続けています。ご理解とご協力のほど宜しくお願い致します。

ご入会方法

入会申込書にご記入のうえ、事務局までFAXでお送り下さい。

年会費

□法人会員:10,000円   □個人会員:3,000円

パンフレット

NPO法人 北陸HACCPシステム研究会のパンフレットはこちら → パンフレットをダウンロード

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