梅干し

 

夏バテ防止」の一助として押さえておきたい

日本古来の「酸っぱい」グルメの代表格梅干し」についてです。

 

梅干し」特有の、そして、ちょっと意外な成分について取り上げていきます

 

まずは、脂肪細胞がつきにくくなる」効果が期待されていると評判のバニリン」です。

バニリン」とは、

名前の通りバニラの香りのもととなる天然成分で、親しみ深い香りではあるのですが、

甘い印象しかないバニラの成分が、

酸味が前面に押し出された「梅干し」に含まれているってことはなんだか意外ですよね

もう一つ意外な事に「バニリン」を食べ物から摂取できるのは、梅干しぐらいだそうですよ

 

この「バニリン」には、

ダイエット効果が期待できるとされていて、本格的な調査、研究が行われています。

この報告を積極的に発信しているのは、本場・紀州の「研究会」ブランドで、

製法の工夫でより「バニリン」の量を増やしたという、梅干しが作られていました

 

そして、自分でお手軽に「梅干し」の「バニリン」を増やす方法も随所で紹介されています。

その方法がなんと「梅干しを温めるだけ!」なのだそうです

 

フライパンなどで油の使用を避けつつ焦げ付かないよう、転がしながらまんべんなく焼いたり

耐熱の容器に並べてラップをかけ、様子を見ながらだいたい1分間レンジで温めたり

温かい緑茶の中に入れて飲んだり、などがお手軽でベストな方法と報じています

 

また、「梅干し」を加熱することで

血流改善機能があるとされているムメフラール」という成分も作られるとのことで、

だとしたら、慣れ親しんだ「一粒」が、あらゆる意味で何度分もおいしい食べ物になりますね

 

また、「梅干し」には、食後の血糖値の上昇を抑え

肝臓での脂質代謝を高める「カテキン酸」など、

直接的、間接的にダイエットもサポートしてくれる成分がいろいろしっかり含まれています

 

夏バテによる夏痩せ、といった不健康なモノではなく、

健康的な体づくりに、この夏取り組んでみませんか?

 

※この内容は2022年8月に放送されたものです

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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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ひまわりの種

 

毎年夏になると「ひまわり」は、地域おこしとしてヒマワリ畑

全国で行われ、イベントなども開催されています

 

こうしたことから、

「ひまわりの日」は夏をイメージしてのことかと思いますが、

実は日本初となる静止気象衛星「ひまわり1号」打ち上げにちなんているとのことだそうです

 

ひまわりの花が枯れ、乾燥した後に採れる「ひまわりの種」は

動物の餌として使われることもありますが、

素焼や素揚げ、塩味に仕立てたものやチョコレート菓子など、

様々な種類のものが「食用」として販売されています

 

実はこの「ひまわりの種」、一粒一粒は小さいですが、

栄養がギュッと詰まっていて、海外ではアスリートの補助食品として

愛用されていることも知られています

メジャーリーガーが口に含み、殻をペッと吐き出す姿は特に印象深いかもしれません

 

「ひまわりの種」に含まれる栄養素を見てみますと、

主なものとして「リノール酸」や「葉酸」、ビタミンE」が挙げられています

 

「リノール酸」は、体内で合成することができないことから、

食物から補給する必要がある必須脂肪酸の一つで、

血中のコレステロールであったり、中性脂肪値を下げる効果があることから、

動脈硬化や心筋梗塞といった、生活習慣病の予防に役立つ成分として知られています

 

「葉酸」は、細胞を増やすために必要なDNAの合成に関与する栄養素で、

「リノール酸」同様に、バターピーナッツと比べても、格段に多く含まれているようです

 

「ビタミンE」は、血行を促す脂溶性の抗酸化ビタミンとのことで、

細胞壁や生体膜の機能維持に関わったり、老化や免疫機能の低下を引き起こす

活性化酸素」の働きを抑えてくれる頼もしい存在です

 

またカロリー脂質については、

バターピーナッツに引けを取らない数値の高さを持っています。

ついつい食べ過ぎてしまわないように注意が必要です

「ひまわりの種」は少量でしっかり栄養を取れるサポート役として、上手に役立てましょう

 

※この内容は2022年7月に放送されたものです

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」と言えば

抜群の甘さみずみずしさ、シャリっとした歯ごたえが特徴で、

水分を失いやすく、疲労やストレスが蓄積しやすいにこそ食べたい果物です

そこできょうは「梨と健康」をテーマにお話します

 

「梨」という名称自体はバラ科ナシ属の植物全体を指すますが、

私たちがイメージするのは、食べる果実の「梨」だと思います。

 

「梨」は、静岡の遺跡で種子が発見されたことから、

日本では弥生時代から食べられていたとする説があり、

奈良時代の「日本書紀」にもその名前が登場しています。

 

中国由来の伝統的な果物で、「梨」は夏から秋口が旬のイメージがありますが、

日本で最もポピュラーで、旬の時期の長い「幸水」など

早い時期に収穫される品種については、今月から出荷が始まります

そろそろ店頭でも見かける時期です

 

ところで梨に含まれる成分を見てみると

「ポリフェノール」や「クエン酸」や「リンゴ酸」、

「アスパラギン酸」そして「カリウム」が含まれています

 

「ポリフェノール」には抗酸化抗がん老化防止の作用

「クエン酸」や「リンゴ酸」、「アスパラギン酸」には疲労回復への効果

「カリウム」には高血圧の予防効果が期待できます

 

そして、甘みの成分となる「ソルビトール」は、

腸内環境を整える効果便秘の改善を促してくれるそうです

 

梨特有のシャキッとした食感は、

「リグニン」と「ペントザン」という成分から生まれた「石細胞」によるもので、

こちらも甘味成分同様、便通の改善に一役買ってくれそうです

 

なお、梨をおいしく食べることができる期間は限られています。

そこで正しい保存法をお伝えします

 

収穫した後の梨は、実の中の水分や栄養をヘタの部分から呼吸しますので、

この速度を鈍らせるために、丸ごと1個を保管する場合は、

へたの部分を下に向け冷蔵庫に入れて冷やすことで、

品質の低下を遅らせることが可能だそうです

 

また、カットしてしまった梨は、

密閉できる容器に入れて酸化を防いだり、

冷凍保存して、あとはシャーベット的に楽しむなどがベストなようです

 

※この内容は2022年7月に放送されたものです

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熱中症

 

梅雨の時期を健康的に乗り切り、

夏に備えるために「熱中症」に関するお話をお届けしていきます

 

「熱中症予防」の取り組みの基本、水分補給」がテーマです。

暑い日に欲する「水分」と言うと、

冷たい「お水」をはじめ、様々な味の飲み物を思い浮かべますが、

 

日本スポーツ協会によりますと、

「熱中症予防」に理想的かつ効率的な水分は、適量の塩分糖分を含んだ飲料と推奨しています

 

数々のスポーツ飲料や、栄養サポート食品を開発する

大手製薬会社(大塚製薬)のホームページを見てみると

体が欲する「水分」は、

100ミリリットル中、40ミリから80ミリグラムの食塩ナトリウム約0.1から0.2%と合わせ、

ブドウ糖などの糖質を適度に含ませたものだそうです。

 

こうした飲料は、例えばイオン飲料であったり、経口補水液が該当します

私たち人間の体には、

およそ0.9%の食塩水と同じ浸透圧の血液が循環していて、

汗には、なめるとしょっぱさを感じるナトリウムが含まれています。

 

このため大量の汗をかき、水分と塩分をたくさん外に出したときに、

冷たい水」だけで水分補給を試みた場合、

もちろん美味しく感じますし、のどの渇きを潤してくれるのですが、

その爽快感は比較的、一時的なものと言えます

 

なぜなら「水」だけをごくごくと飲んだ場合、

血液中のナトリウムの濃度は

水の比率が上がった分だけ下がってしまうため、

これ以上「ナトリウム濃度を下げないために」と、

せっかく摂取した「水」を余分なものとして、尿として排泄してしまいます。

このためかえって脱水状態に近づいてしまうそうです

 

体液の量の回復が叶わなくなれば、

運動能力が下がり体温も上がって熱中症」にかかってしまいます

 

このため必要となる「ナトリウム」は、

特に運動時については濃度をやや高くすることで、失う分を補っていく必要もあります。

また、糖分については、

腸管での水分吸収を促す役割を果たしてくれます。

「ナトリウム」と同時に取り込むことでその吸収がスピードアップして、

摂取した水分がしっかり吸収されるというメリットがあります

 

目安としては、1時間以上の運動を行う際は、

4~8%の糖質を含んだ飲料を飲むもとを勧めています

 

身体が暑さに慣れていないこの時期は、

特に注意が必要な「熱中症」は屋外だけでなく、高温多湿の室内でも発症します

「熱中症」が心配される時期は特に、

塩分糖分を意識して水分をとるようにしましょう

 

※この内容は2022年6月に放送されたものです

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