水中運動のメリット

水中ウォーキングなどの水中運動には、

陸上での運動にはない様々なメリットがあります

 

まず、水の中に入ると「浮力」がかかりますが

浮力によって体への負荷が減ることから、

筋肉や関節などへの負担が軽くなります

そのため、ひざ、腰などに不安を抱える人も

無理なく体を動かすことができるのです

 

 

また、「水圧」もかかってきます。

水の中では立っているだけでも水圧を受けるため、

自然に腹式呼吸になり、呼吸筋が鍛えられます

血液の循環をよくする作用もあり、血行の促進をうながします

 

さらに、「水の抵抗」もかかります。

水の抵抗に逆らって動くことで、全身の筋肉が鍛えられるとともに、

陸上で同じ動作をしたときよりもエネルギーを消費することができます

 

それから、「水温」によるメリットもあります。

プールの温度は体温より少し低く設定されているため、

体は体温を保とうとして脂肪を燃焼し、

エネルギーを消費しやすくなります

 

このような水の特性による効果は、

生活習慣病の予防・改善にもつながります。

 

血液の循環がよくなることによって、血圧が低下したり、

冷え性、むくみ、腰痛、肩凝りなどの改善に役立ちます

また、肩やひざ、腰などが痛い人や肥満の方も、

体にあまり負担をかけずに動くことができ

継続しやすく、肥満解消に役立ちます

 

水中運動の中でも水中ウォーキングは、

特別な技術など必要なく、誰でも気軽に始めることができます

 

最も基本的な歩き方は「前歩き」です。

背筋を伸ばし、肩の力を抜いて、視線はまっすぐ前を見て、

大きな動きでひざを上げて、

プールの底をしっかり蹴るようにして進みます。

前向きに加えて、「後ろ歩き」「横歩き」などを組み合わせると、

それぞれ異なる筋肉を鍛えることができ、筋力アップに効果的です。

 

さまざまなメリットがある水中運動ですが、

運動量は思っている以上に多いため

休憩を挟みながら、無理のない範囲で行いましょう

また、水中では自覚しづらいですが、

陸上と同じように汗をかきますので、

適度に水分補給することも大切です

 

※この内容は2019年4月に放送されたものです

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アルプモーニングスマイル
パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
MROラジオ・KNBラジオで放送中!
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バナナ

朝食やおやつ、スポーツ前後の栄養補給などに役立つ「バナナ」。

その歴史はとても古く、

紀元前5000年から1万年ごろ、栽培が始まったといわれています。

その後、世界に広がり、日本に入ってきたのは明治時代のことでした

輸入自由化などを経て、

1973年にフィリピン産バナナ輸入量1位になってから現在に至るまで、

フィリピンからの輸入がトップを占めています

 

バナナはおよそ300種類あるといわれ、

大きく分けて生食用料理用があります

日本に輸入されているのはほとんどが生食用ですが、

熱帯地方では料理用もよく食べられていて、焼いたり、揚げたり、煮たり、

さまざまな方法で調理されています

 

そんなバナナには、熟すまでの皮の色の変化をあらわした

「カラーチャート」が設けられています

輸入されたときは、

全体が緑色の「オールグリーン」といわれる状態ですが、

熟すに従って、黄緑から黄色、さらに茶色へと変化していきます。

 

私たちが店頭で手に取るバナナのほとんどは、

全体が黄色になり、先端に緑色が残る

「グリーンチップ」といわれる段階です

この頃は、甘みがやや少ない状態です

 

食べ頃は、全体的に黄色い「フルイエロー」と、

シュガースポットと呼ばれる茶色い斑点が所々にあらわれる

「スター」という段階

なかでも「スター」は、甘さも栄養価も最高になり、

最もおいしい時期といわれています

 

このような色の変化とともに、栄養成分も変わってきます。

「グリーンチップ」のような緑がかったバナナには、

食物繊維と同じ働きをする

「難消化性デンプン」が多く含まれているため、

お腹の調子を整える効果が期待できます。

 

「フルイエロー」のような黄色いバナナには、

ビタミンがたっぷり含まれているため、

皮膚炎や肌荒れを予防する効果があるとされています。

 

そして、「スター」のような茶色い斑点ができたバナナには、

免疫力を高めたり、胃潰瘍を抑制したりする効果が期待できるそうです。

 

※この内容は2019年4月に放送されたものです

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歯茎の健康

歯の健康のためには、虫歯予防はもちろんですが、

歯茎のケアも大切です

 

歯茎歯の土台となる部分です。

そのため、歯茎がダメージを受けると、歯そのものにはトラブルがなくても、

歯が抜けてしまうことがあります

また、健康な歯茎は歯肉が淡いピンク色をしていて、

歯と歯の間の歯肉の形はきれいな三角形をしていますが、

歯茎の状態が悪くなってくると血色が悪く、

歯茎が腫れていることもあります

こうした歯茎を弱らせる原因になるのが歯周病です。

 

歯周病は、口の中にいる細菌の塊が歯に付着して歯垢になると、

歯と歯茎の隙間の中にまで繁殖の範囲を広げていきます

そして、繁殖した細菌が出す毒素で歯茎を腫らしたり、血や膿を出したり、

歯の周りの骨を溶かしていきます

 

こうした歯周病の解決策も虫歯と同じ、

しっかり歯磨きを行い、口内環境をよくすることです。

 

とくに歯と歯茎の間は、「歯周ポケット」と言い、

歯垢がたまりやすい場所

 

歯に対して45度の角度でハブラシをあて

歯垢をかき出すように小刻みに動かすことが、

歯茎のマッサージにもなります

 

また、歯磨きをしていると歯茎から出血する場合があり、

出血するのは「強く磨きすぎているから」と思っている方も

いるかもしれませんが、

歯茎からの出血は磨き残しの証拠です

歯垢がたまり、細菌が繁殖して炎症が起きているため

出血が起こります

 

歯茎から出血しているときは、やさしく磨きますが、

しっかり磨くことは続けてください

磨き続けていくうちに、歯垢は取り除かれ、

次第に歯茎から出血しなくなってきます

 

さらに、歯垢が残りやすいのは歯と歯の間です。

歯にモノが挟まるようなら、歯茎が弱っていたり

加齢で歯茎がやせてきている可能性があります。

 

歯と歯の間もしっかりと磨いてください

 

歯周病サイレントキラーとも呼ばれ、

症状が重症にならないと自覚症状が分からない病気です。

歯茎から出血する、口臭がするなど、気になる点がある場合には、

早めに歯科医で診てもらうことが大切です

 

 

※この内容は2019年3月に放送されたものです

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花粉皮膚炎

3月に入り、本格的な花粉症のシーズンを迎えました

今年の花粉飛散量は、

東北から近畿、九州までの広い範囲で例年を上回る見込みで、

北陸は、例年より「やや多い」予測となっています

 

花粉皮膚炎」は、そんな花粉が原因となって起こる皮膚の炎症です

 

症状は、肌荒れやかゆみ、肌の赤み、乾燥などで、

目のまわりや頬、口元、あご、

人によっては顔全体に発症することもあるそうです

 

スギやヒノキの花粉症がある人に多く、

特に乾燥肌敏感肌の人によく見られます

乾燥肌の人は、肌のキメが乱れていたり、

肌表面の角質層がめくれたりすると、

そこから花粉が入り込んで炎症が起こります

敏感肌の人は、もともとバリア機能が弱く、乾燥しやすいため、

炎症が起きやすい傾向にあります

 

花粉皮膚炎の対策は、

まず、肌に花粉が触れないようにすることが基本です。

外出中は、マスクメガネなどで肌を覆って、

花粉から肌を守るようにしましょう

 

また、お肌をできるだけ刺激しないことも大切です

顔を洗うときは、洗顔料をしっかりと泡立てて、

やさしく包み込むように洗いましょう

すすぎの際は、肌に必要な保湿成分まで洗い流してしまわないように、

ぬるま湯を使うのがポイントです

 

メイクを落とすときは、

ミルクタイプジェルタイプなどのクレンジングを使って、

こすらずそっと洗い流すようにしましょう。

洗顔後は、すぐに化粧水、乳液をつけてしっかり保湿をしてください

 

 

生活面では、免疫力を低下させないことが大切です。

バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけて、

免疫力を維持するようにしましょう。

 

花粉皮膚炎は、目がかゆくなる、鼻水が出るなど、

いわゆる花粉症の症状がない人でも発症することがあるそうです。

 

この時期、肌の調子が悪くなったり、肌が荒れるという人は、

花粉皮膚炎かもしれません

花粉皮膚炎かどうかは、皮膚アレルギー検査などで判断できますので、

気になる症状がある人は、

皮膚科耳鼻科などで検査を受けてみてください

 

 ※この内容は2019年3月に放送されたものです

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