インフルエンザ

 

インフルエンザは、

インフルエンザウイルスによって起こる急性の感染症です。

 

感染ルートは、主に飛沫感染接触感染です。

 

飛沫感染では、感染した人のくしゃみや咳を吸い込むことによって、

接触感染では、感染した人のウイルスが付着した手に直接触れたり、

感染した人が触った物を介したりすることによって、うつります。

 

インフルエンザに感染すると、

1日から3日ほどで、鼻水や咳、のどの痛みなどに加えて、

頭痛や腰痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状があらわれます

 

急に高熱が出るのも特徴です

熱は2日から5日続き、

熱が下がっても体力や気力が戻るには、

さらに1週間ほどかかります。

 

風邪とよく似ていますが、

症状のあらわれ方や進行具合などが異なります。

 

風邪は、年間を通じて発症し、

くしゃみや鼻水、咳などの局所的な症状

ゆるやかにあらわれるのに対して、

インフルエンザは、

冬場に多く、全身症状が急激にあらわれます

感染力が強く、流行すると多くの人が感染するのも

インフルエンザの特徴です。

 

インフルエンザに感染しないためには、

まずこまめな手洗いを心がけることが大切です

流水と石けんを使って、

手の甲や指の間、指の付け根、爪、手首までしっかり洗いましょう

 

インフルエンザワクチンの予防接種も対策の一つです。

 

ワクチンを受けていても感染することはありますが、

発症しても受けていなかった場合に比べて

重症化を防ぐことが期待できます

 

特に子どもやお年寄り、妊婦の方、

慢性の病気を持っている方などは症状が重くなりやすいため、

できるだけインフルエンザワクチンを接種することが勧められています

 

インフルエンザは例年12月ごろから流行し始めますが、

今年はいつもの年に比べて早くから流行しています。

まだ受けていない方は、早めに接種するようにしてください。

 

また、免疫の働きが低下すると、

インフルエンザウイルスに感染しやすくなります。

バランスの良い食事十分な睡眠

ストレスを溜めないことなどを心がけて、

体の抵抗力を高めておくことも大切です

 

※この内容は2019年10月に放送されたものです

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カフェイン

 

カフェインというと、

コーヒーの中に含まれる成分として

思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。

 

カフェインはコーヒーの他にも、

紅茶、ココア、緑茶、ウーロン茶などにも含まれていて、

私たちが日常よく飲んでいるものに含まれています。

 

このカフェインは

アルカロイドと呼ばれる化合物の一種で、

効能として一般的に知られているのが、

眠気覚ましなどの覚醒効果興奮作用利尿作用です。

 

カフェインは自律神経の働きを一定化させ、

集中力が高められ運動能力が向上するなど、

いろいろな効果が得られる成分でもあります

 

カフェインには利尿作用があるため、

身体の中に溜まっている老廃物が体外に排出されやすいので、

むくみ解消にも効果があると言われています

 

こうしたカフェインを摂取することは、

血圧を安定させる効果もあると考えられているため、

低血圧の人にも、高血圧の人にも良いと言われています

 

例えば、低血圧の場合、

心臓の拍動効果を高めてくれるため、血流が良くなります。

血行がよくなることで、血圧も上がっていきます。

 

高血圧の場合には、

カフェインの働きによって毛細血管が広がるので、

血圧が下がってきます。

 

このように血圧が正常に戻ることは、

体の健康のためにも良い影響が与えられていきます

 

ただし

こうしたカフェインは摂取した後、

すぐに効果が出てくるものではありません

 

体内に入り、血流にのって身体中を回り、脳に達するまでには、

およそ30分間必要と考えられています。

 

カフェインの効能は、適度な摂取で効果が得られるので、

効果をたくさん得たいからといって、

たくさんのカフェインを摂取するのは逆効果になります

 

カフェインを摂るときの注意が「依存性」です。

ただし、アルコールやたばこのように強い依存性はありません

適量であれば、毎日、お茶やコーヒーを飲んでいても、

カフェイン中毒の心配はありません

 

みなさんもカフェインの摂りすぎには気をつけながら、

楽しいお茶の時間を過ごしてください

 

※この内容は2019年10月に放送されたものです

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歩くことと健康

 

今日は歩くこと健康についてのお話です。

 

歩く行為は、身体の筋肉の60%~80%

まんべんなく動かす働きをする全身運動です

 

そして、歩くという全身運動の結果、

新鮮な酸素が身体の中に取り込まれ、心臓や内臓は活気を取り戻し、

血液の循環もよくなるという効用があります

 

では、「歩く」という運動、すなわちウォーキング

身体の健康に与える影響についてお話します

 

まず、ウォーキングによってダイエットの効果が挙げられます

ウォーキングは、長時間に少しずつエネルギーを出しながら、

たくさんの酸素を体内に取り入れながら行う有酸素運動です。

 

この有酸素運動のエネルギー源は、おもに脂肪です。

さらに、有酸素運動は心臓や肺の機能を高め、

血液中の善玉コレステロールを増やし

中性脂肪を減らす効果がある運動でもあります。

 

また、有酸素運動は動脈硬化の促進を抑える効果も

あるといわれています。

 

次に、歩くという運動で効果が期待されているのが、脳の活性化です

 

脳が活性化し、脳が発達するために、なくてはならない重要な動作が、

つま先の蹴り出し」といわれています。

 

人類の祖先である猿人たちが、つま先で地面をしっかり掴み、

強く蹴り、前に進むという動きを学習するにつれて、

脳は進化を遂げてきたという学説がありますが、

脳の発達の4分の1は、歩くことによって

もたらされたものとも言われています

 

また、歩くことで身体の血液の循環がよくなるため、

脳を刺激することにもなります。

 

さらに、歩くという運動は筋力づくりにもつながります

私たちの筋力の衰えは、身体の下のほうに行くほど大きくなります

 

ちなみに、ふくらはぎの筋肉が衰えるスピードは、

肩の筋肉の3倍といわれています。

 

ウォーキングは、文字通り歩くことで、大腿筋が鍛えられます。

大腿筋は姿勢を支える筋肉のひとつですから、

強くなれば姿勢もよくなります

姿勢がよくなれば腰痛の防止にもなります。

そして、身体のバランス感覚もよくなり、転びにくくなる効果もあります

 

現在、日本人のほぼ4人に1人が、

ウォーキングを楽しんでいると言われます

歩くことは、年齢を問わず気軽にできるものです。

 

ぜひ、晴れた日には、新鮮な空気を吸い込みながら、

歩くことを楽しんでみてはいかがでしょうか

 

※この内容は2019年9月に放送されたものです

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いちじく

 

いちじくはギリシャ神話や旧約聖書にも登場し

栽培される果物としては最も古い歴史を持っています。

 

古代ローマでは「不老不死の果物」と呼ばれていました。

 

日本へは中国経由で江戸時代に伝わり、

全国各地で栽培されるようになりました。

 

そして、私たちが食べている部分は、

いちじくの実ではなく、花の部分に当たります

 

いちじくは生で食べるのも美味しいですが、

ジャムコンポートドライフルーツなどの

加工品も甘みが増して美味しく食べられます

 

そして、栄養面についてですが、

いちじくはカルシウム鉄分などの

ミネラルもバランスよく含んでいます。

 

また、老化の原因となる活性酸素を除去する働きのある

ポリフェノールの一種「ザクロエラグ酸」や「アントシアニン」も

いちじくには含まれています

 

さらに、便秘には繊維質のものを多く摂るのが良いといわれますが、

いちじくには、水溶性の食物繊維である「ペクチン」が

豊富に含まれています。

 

そのため、いちじくを食べることで腸の運動を活発にし、

便通を整える効果も期待できます

 

また、女性を中心にドライフルーツが好きという人は多いと思います。

ドライフルーツにすると

生で食べるよりも一部の栄養素が凝縮されるのですが、

いちじくの場合、食物繊維が生の状態だと100gあたり1.9gに対し、

ドライは10.7gと、およそ10倍の違いがあります。

 

便秘で悩む人には、おやつがわりに

いちじくのドライフルーツを食べるのがおすすめです

 

一方、生のいちじくはドライいちじくに比べて、

同じ重量あたりのカロリー糖質が少なめです。

 

カロリーや糖質を気にする方は、

生のいちじくを食べるのがおすすめです。

 

さらに、いちじくは、

肉や魚料理の後にデザートとして食べると、

胃の負担を軽くします。

肉料理や油っこい料理を食べた後のいちじくは、

さっぱりした風味と口当たりの良さが魅力です

 

では、美味しい いちじくの選び方についてです。

いちじくは丸みがあって、付け根の部分まで色づいているものがベストです。

 

お尻の方に裂け目が出てくるとちょうど完熟状態です。

未熟なものを食べるとお腹を壊してしまうことがあるので

注意してください

 

また、いちじくは日持ちしにくい果物です。

傷みやすいので、買ってきたらすぐに食べるようにしましょう

 

※この内容は2019年9月に放送されたものです

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