虫歯予防(歯磨き)

今日は「むし歯」予防の基本中の基本

「歯磨き」について、おさらいしていきます

まずは「歯垢」を確実に取り除く、歯の磨き方をマスターしておく必要があります

 

「歯垢」は白っぽいねばねばした物質で食べカスとも混同されがちですが、

1mg中に1億個以上もの細菌が存在する厄介者です

通常、歯についた細菌は唾液が洗い流してくれるのですが、

場所が悪い場合などは洗い流し切れず、「歯垢」となって堆積してしまいます

ちなみに、「歯垢」は粘性があり、うがいでは取れません

「歯磨き」で除去します

 

ちなみに、この「歯垢」を2~3日放置した場合、石灰化が進んで「歯石」となり、

歯磨きでは取ることができないため、専門医、歯科医院にお世話になるしか、

手立てはなくなります

 

「歯石」が出来た場合、表面にデコボコができるため、より細菌が付きやすくなり、

「むし歯」に限らず、口臭や歯周病リスクも高まるなど、悪循環が連鎖しますので、

寝ぼけ眼での、漫然とした歯磨きはNGといえるでしょう

 

「歯垢」が残りやすいのは歯と歯、歯と歯茎の間、奥歯のかみ合わせ部分など物質が「溜まりやすい」部分です

中でも下の前歯の裏側であったり、上の奥歯の外側など、「唾液腺」が近い歯のあたりは

「歯石」ができやすいとのことで、より意識して、丁寧に磨き上げることが必要です

 

「歯ブラシ」の毛先は、歯の面に当て、毛先が広がらない程度の力で、

歯垢が溜まりやすい部分をしっかり捉えながら、小刻みに1か所20回以上

磨くことを心がけましょう

 

なお、歯と歯の間の歯垢除去については、歯ブラシ後のデンタルフロスが有効で、

これだけで、除去率が1.5倍ともなるとの話もあります

より完璧な除去を目指すには、染め出しの液体を用いて、

狙いを定めたり、なにより、歯科医院での定期的なクリーニングが確実です

 

歯科医院では、正しい歯磨きの指導もしてくれるので、

歯磨きしているのに「むし歯」になりがち、と言う方は、相談もお勧めです

 

 

※この内容は2023年4月に放送されたものです。

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パーソナリティー 秋本 和美
毎週月曜~金曜 朝8時15分~8時20分
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さやいんげん

今月は4月3日は「いんげん豆の日です

中南米原産の「いんげん豆」を日本にもたらした

「隠元禅師(いんげんぜんじ)」が亡くなられた日とのことです

 

 

そして、この「いんげん豆」が成熟する前、若い段階で

さやごと収穫されるのが「さやいんげん」で、

「いんげん豆」と言われて連想するのはこちらの方かもしれません

今回は、栄養的で優れている点も考慮しつつ、

「さやいんげん」について、おさらいしておきたいと思います

 

 

まず、「さやいんげん」「βカロテン」「ビタミンC」、

「ビタミンB群」「食物繊維」が豊富に含まれており、

抗酸化作用、エネルギー代謝に優れているとされています

豆の部分には「でんぷん」や「糖分」、さやには「アスパラギン酸」、

豆とさやの両方には「たんぱく質」が含まれていて、

夏ばての防止や疲労回復、便秘解消など、

幅広いメリットが期待できる頼もしい食材です

 

 

具体的に期待できる健康へのアプローチを上げていきましょう

まずは、「βカロテン」による「免疫力の向上」です

「β-カロテン」は体の中で必要に応じて「ビタミンA」に変換する為、

目の機能、皮膚や粘膜の健康を保つ役割も担いますし、

変換されなかった分も「抗酸化物質」として働いてくれるので、

「動脈硬化」や「がん」などの予防、老化防止など、

幅広いメリットを発揮してくれます

 

 

そして、「アスパラギン酸」が持つ代謝作用からは、

「疲労回復」や「スタミナアップ」効果も期待でき、

さらに、「糖質」「脂質」「たんぱく質」の代謝に関わってくれる「ビタミンB群」

をバランスよく含んだ「さやいんげん」は、「アスパラギン酸」から期待できる

健康効果を後押ししてくれます

 

 

加えて、免疫力がアップすることで、免疫力を高める作用を持つ

「レクチン」も活性化されるとのことで、

「ガン細胞」や「病原菌」への対抗策として、より好循環が期待できそうですね

最後に、必須アミノ酸の一つ「リジン」による「新陳代謝」の活発化も心強いです

 

 

「たんぱく質」の吸収をサポートしつつ、

「ブドウ糖」の代謝を促すことで、肌や血管を丈夫に保つなど、

こちらも健康、美容の両面で嬉しい存在ですね

 

 

いただき方としては、「β-カロテン」などは油に良く溶けるため

吸収率が上がる「炒め物」「胡麻和え」などがベストで、

「たんぱく質」を含む肉や魚、乳製品や「糖質」を含むごはんやパンなどと

一緒に食べると、代謝もアップするとのこと

万能な副菜として、大活躍させていきましょう

 

 

 

※この内容は2023年4月に放送されたものです。

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オートミール

今日は「大麦」と最近よく耳にする「オートミール」との

共通点、そして違いについてのお話です

 
「オートミール」は、

日本では「えんばく」と呼ばれる「オーツ麦」が原料で、

ヨーロッパやアメリカでは、

特にその健康効果が注目され続けています

 

 
基本的に、この「オーツ麦」

「大麦」と同じく、イネ科の植物ではあるものの、

「大麦」「オオムギ属」

「オーツ麦」「イネ科カラスムギ属」と属性が異なり、

親せきのような関係性と言えます

 

 
「オートミール」「オーツ麦」外側の皮を取り除いて、

蒸してローラーでつぶすなどの加工を施したものです

「オートミール」の特徴は、

「大麦」と同様にグルテンを持たず、

「食物繊維」が豊富で、

血液の中の悪玉コレステロールを弱める作用に関わる

「水溶性食物繊維」の「β-グルカン」を有するなど、

「大麦」との共通点が多くあります

このためダイエット健康維持、増進

効果的と注目を浴びています

 

 

 

勿論違いもあります

「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の割合を見ると、

「大麦」はほぼ同じ割合なのに対して、

「オートミール」は、

「不溶性食物繊維」が「水溶性食物繊維」の倍近くあり、

また「食物繊維」の総量「オートミール」

「大麦」を上回ります

 

 

 

そして、お米と置き換える穀物としては、

「大麦」の再現性が圧倒的に高く、

これまで「オートミール」は、スイーツ的なポジションでした

ところが、

近年は炊く時の水の量を変えるなどして

お米の様に仕上げる方法も取り入れられるなど、

「オートミール」「スイーツ」のイメージを

変えつつあるようです

 

 

さらにオートミールの原料「オーツ麦」には、

特有のポリフェノール「アベナンスラミド」が含まれ、

この成分には炎症やかゆみを和らげてくれる作用があるとされて

美容品などにも使われています。

 

 

「大麦」「オートミール」は、

食に対する健康志向の高まりとともに、

さまざまなレシピも出回っていますから、

自分に合った形で食事に活かしてみてはいかがでしょうか

 

 

 

※この内容は2023年3月に放送されたものです。

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デコポンと健康

今回は「デコポンと健康」をテーマに、

お届けしたいと思います

柑橘類「デコポン」「温州ミカン」「トロビタオレンジ」

掛け合わせた柑橘類「清見タンゴール」に、

「ポンカン」を交配させた品種「不知火」本来の呼び名です

 

 

その「不知火」の中でも、

13度以上と言う糖度の高さ1度以下と言うクエン酸の低さなど、

一定のブランド基準を満たして出荷されるものが

「デコポン」とされているのだそうです

 

 
「デコポン」にしても、「不知火」にしても、

共通する見た目の特徴は、ヘタの部分でっぱり

標準的な「温州ミカン」より二回りほど大きくて重く

皮も分厚いのですが、

収穫後の貯蔵を経てしっかり熟しているとのことで、

見た目よりも剥きやすくなっています

 

 
そして、栄養面から特徴を見てみると、

やはり目を見張るのは「ビタミンC」の豊富さです。

抗酸化力があり、生活習慣病予防への効果も期待できる「ビタミンC」は、

柑橘類の中でも多く、ミカンと比べると1.6倍も含んでいるそうです

 

 
さらに、抗酸化作用で言えば、

「β-クリブトキサンチン」という「カロテン」も含まれていて、

体内で「ビタミンA」に変化し、主要な成分「レチノール」によって、

目や皮膚の粘膜を健康に保つ働きが期待できるとのことです

 

 
また、柑橘類に特に多く含まれている「ビタミンP」は、

血流の改善や高血圧予防にも効果が期待できる

「ポリフェノール」の総称で、

こちらは、アレルギー反応の抑制にも一役買うとのことので、

これから心配される「花粉」への対策としても、

まさに旬の食材と言えるでしょう

 

 

そして最後に、

失敗しない「デコポン」「不知火」選びについて触れておきます

まず前提として、

カタチはあまり関係ないようです。

皮に張りがあり、橙色が濃く、ヘタが青みがかっていて、

水分の多さを感じられる、

重みがあるものを手にするのがベスト

 

 

本格的に暖かくなる4月ほどまでは、

冷暗所の保存でよいそうですので、

いいものをたくさん確保して、

しっかり摂り入れておきたいものですね

 

 

 

※この内容は2023年3月に放送されたものです。

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